技術職

技術職は応募先の企業が求めているスキルがはっきりとしている職業です。
大抵の場合、必要な技術が応募内容に記載されています。
そのため焦点となるスキルの習熟度が直接、採用・不採用に関わってくるというわかりやすい構造が特徴です。

精神論ではなく、客観的に見てどのような技術を身につけているか。
資格はもちろん、今までに手がけたシステムや製品の内容を簡潔に説明できるようにしておきましょう。
その際専門用語はなるべく使わず、誰が聞いてもわかるよう説明することが肝要です。
人事担当が専門職の人間であるとは限らないためです。
また、前の職場の技術内容を話しすぎると守秘義務に対する意識が低いとみなされることも
あるので気をつけなくてはなりません。

特定の技術に対するスペシャリストとしての能力はもちろん、対人スキルも重要視されます。
技術職にこそ人間関係を円滑にコーディネートする力が近年求められています。
企業としては要求されるスキルレベルに到達していても、会社という「人」の集まりである組織の中で働くという意識がなければ業務を任せることはできないでしょう。

今持っているスキルが応募する企業の求めているレベルに達していても油断はできません。
特にIT業界では数年で技術革新が劇的に進歩することも珍しくありません。
常に技術に対する飽くなき向上心が最も大切な要素と言えます。

技術職の中途採用時には「客観的に評価できる技術とスキルに対する向上意欲をわかりやすくアピールすること」が重要です。
慢心することなく、技術習得を目指す真摯な態度を示しましょう。